



私はもともと、地元で働きたいという思いがありました。
七尾看護専門学校は、地域医療に貢献することを重視しており、地域の医療機関と連携し実習を通じて地域住民の健康を支える活動を行っていると知り、地域に根ざした看護師としての役割を実感しながら学ぶことができると思ったからです。

私は七尾市で地震を経験し、この出来事を通じて、地域の人との関わりの大切さを強く実感しました。地震により、ライフラインが止まり、日常が失われるという不安の中で、助けてくれたのは地域の人たちの存在でした。避難所では、知らない人同士でも声をかけ合い、情報を共有し、食料や水を分け合う姿がありました。また、高齢の方を気にかける「自分にできることをしよう」と動く地域の方々の姿から、共助の精神や地域力の大切さを学びました。

私が目指すのは、身体的なケアだけでなく、心理的なサポートも行える看護師です。
患者さんは身体の不調だけでなく、不安や恐怖、孤独など心の問題を抱えている人もたくさんいます。そうした気持ちに寄り添い、安心感を与えられる存在になりたいと思っています。常に患者さんの立場に立って考え、笑顔を忘れず、信頼される看護師を目指して日々努力していきたいです。

